結論から
- 排出率0.3%を100回引いても、当たる確率は26.0%にしかならない
- 平均して当たるまでの回数(期待値)は1 ÷ 排出率。0.3%なら約333回、1%なら100回、3%なら約33回
- 「何回引いても確率は変わらない」。99回外しても100回目の当たる確率は排出率のまま(天井がある場合を除く)
- 天井は最悪ケースの上限。天井までの回数×単価が、そのガチャに必要な最大金額になる
- 90%当てるには期待値の約2.3倍、99%なら約4.6倍の回数が要る
排出率別・◯回引いて1回以上当たる確率
「排出率0.3%で100回引けば3割くらいは当たるだろう」という感覚は正しくありません。実際には1 −(1 − 排出率)回数で計算します。よく使われる排出率で表にしました。
| 排出率 | 10回 | 30回 | 50回 | 100回 | 200回 | 300回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.3% | 3.0% | 8.6% | 13.9% | 26.0% | 45.2% | 59.4% |
| 0.5% | 4.9% | 14.0% | 22.2% | 39.4% | 63.3% | 77.8% |
| 0.6% | 5.8% | 16.5% | 26.0% | 45.2% | 70.0% | 83.6% |
| 1% | 9.6% | 26.0% | 39.5% | 63.4% | 86.6% | 95.1% |
| 1.5% | 14.0% | 36.5% | 53.0% | 77.9% | 95.1% | 98.9% |
| 2% | 18.3% | 45.5% | 63.6% | 86.7% | 98.2% | 99.8% |
| 3% | 26.3% | 59.9% | 78.2% | 95.2% | 99.8% | 99.9%超 |
| 5% | 40.1% | 78.5% | 92.3% | 99.4% | 99.9%超 | 99.9%超 |
注意したいのは100%には決して届かないことです。天井がなければ、何回引いても「まだ当たっていない」可能性は残ります。排出率0.3%で300回引いても、約40.6%の人は当たっていない計算になります。
期待値と「50% / 90% / 99% で当てるのに必要な回数」
期待値は平均して何回で当たるかであって、「その回数引けば当たる」ではありません。期待値ちょうど引いた時点の当選確率は、どの排出率でもおよそ63%どまりです。
| 排出率 | 期待値 | 50% | 90% | 99% |
|---|---|---|---|---|
| 0.3% | 333回 | 231回 | 767回 | 1,533回 |
| 0.5% | 200回 | 139回 | 460回 | 919回 |
| 0.6% | 167回 | 116回 | 383回 | 766回 |
| 1% | 100回 | 69回 | 230回 | 459回 |
| 1.5% | 67回 | 46回 | 153回 | 305回 |
| 2% | 50回 | 35回 | 114回 | 228回 |
| 3% | 33回 | 23回 | 76回 | 152回 |
| 5% | 20回 | 14回 | 45回 | 90回 |
予算を決めるときは期待値ではなく90%の列を見るのが現実的です。期待値で予算を組むと、約4割の人が足りなくなります。
天井があると何が変わるか
天井は「一定回数引けば確定で入手できる」仕組みです。確率そのものは変わりませんが、最悪ケースが確定する点が決定的に違います。排出率0.6%のガチャで、天井の回数ごとに比較しました。
| 天井 | 天井到達前に当たる確率 | 期待値(天井あり) | 期待値(天井なし) |
|---|---|---|---|
| 50回 | 26.0% | 43回 | 167回 |
| 100回 | 45.2% | 75回 | 167回 |
| 150回 | 59.5% | 99回 | 167回 |
| 200回 | 70.0% | 117回 | 167回 |
| 300回 | 83.6% | 139回 | 167回 |
天井が浅いほど期待値は下がりますが、天井の本当の価値は期待値ではなく「上限が読めること」にあります。天井100回・1回300円なら、最大3万円と分かった上で判断できます。天井のないガチャでは、この上限が存在しません。
ガチャ確率計算の使い方
- ゲーム内の「提供割合」画面から排出確率(%)を入力
- 天井がある場合は天井回数を設定(天井なしは0)
- 1回のコスト(石数 or 円)を入力
- 50%/90%/99%で当たるまでの回数とコストを確認
よくある質問
- ガチャの期待値とは?
- 期待値は「平均して何回引けば当たるか」を表す数値です。排出確率が3%なら期待値は約33.3回(=1÷0.03)になります。ただし天井があれば期待値はそれより少なくなります。
- 天井とは何ですか?
- 一定回数ガチャを引くと対象キャラやアイテムが確定で入手できる仕組みです。例えば天井90回・排出確率0.6%の場合、最悪でも90回で手に入ります。天井のないガチャもあります。
- 50%で当たる回数の意味は?
- 「この回数だけ引けば、半分以上の確率で少なくとも1回は当たる」ことを示します。排出確率3%なら約23回で50%、76回で90%、152回で99%到達です。
- 石の必要数はどう計算されますか?
- 各確率の必要回数に1回あたりのコスト(石数)を掛けて算出します。例えば90%到達に76回、1回160石なら 76×160=12,160石が必要です。
- 排出確率0.3%(SSR/URレア)の場合、90%で当たるまで何回必要ですか?
- 排出確率0.3%(天井なし)の場合、90%確率で当たるまで約767回必要です。1回300円なら約23万円相当になります。天井が100回の場合は最大100回(3万円)で確定します。課金前に必ずこのツールで試算しましょう。
- 「確率アップ」ガチャと通常ガチャは何が違うの?
- 確率アップ(ピックアップ)ガチャは、特定のキャラやアイテムの排出確率が通常より高く設定されています。例えばSSR全体が3%の場合でも、ピックアップ対象は1.5%など個別の確率が設定されています。このツールでは対象の排出確率を入力してください。
- ガチャの排出確率はどこで確認できますか?
- 各ゲームの「排出確率表示」または「提供割合」画面で確認できます。2019年以降、日本のゲームは消費者庁のガイドラインにより排出確率の開示が必須とされています。ゲーム内の「ガチャ詳細」「確率表示」ボタンをタップすると確認できます。
- ガチャは課金しすぎると問題になりますか?
- はい。ガチャはギャンブル的要素があり、「もう少しで出る」という考えで課金を続けると高額になりがちです。天井がある場合はその金額を上限と考え、あらかじめ予算を決めて楽しむことが重要です。未成年者には月額上限の設定があるゲームが多いです。